クジラは海に住んでるのになぜ哺乳類?陸上生物だったクジラの進化を見てみよう!

クジラと言えば哺乳類であると昔理科の授業で習い、テスト間近になると魚類と間違わないように頭に叩き込んだことがありました。

そしてこの事実に一度たりとも疑問に思ったことがありませんでした。

逆にクジラは他の魚と同類だと錯覚したことさえありました。

しかしテレビで動物の番組でクジラの出産の場面を見たときにクジラは哺乳類だったと思い出すと同時に魚の姿をしているのになぜ魚じゃないんだろうかと不思議に思うようになりました。

魚は卵を産む一方でクジラはお腹で子供を育んでいます。

先日福井の恐竜博物館に行った時にクジラの祖先はかつて陸上に住んでいたことがわかり、哺乳類のクジラが何らかの理由で海に住み着いたのではと思って詳しく調べてみることにしました。

再び海に戻ったクジラの祖先とは?


約5000万年前にクジラの最古の祖先とされているパキケタスが生息していました。

パキスタンやインドで4本足のクジラの化石が発見されています。

4本足で長い尾を持った姿で体長は2メートルでオオカミくらいの大きさだったようです。

蹄を持った偶蹄類で牛、カバとは近縁関係であることがわかってきました。

現在のヒマラヤ山脈のあたりに存在していたテチス海という浅い海の近くに住み、虫や魚貝類を食べていました。

つま先には水かき、尾ひれもついていたため泳ぎも得意で水陸両用の生活していたのではと伺えます。

水辺の近くに暮らしていたもう一つの理由は周りに強い肉食動物が生息していたため、すぐに逃げれるように身を潜めていたようです。

クジラの祖先が大海原に進出するきっかけとなったのがテチス海の消滅でした。

当時島だったインド大陸が北上してテチス海の海底が隆起してヒマラヤ山脈が出来上がりました。

テチス海がなくなったことからクジラの進化の旅が始まったわけです。

全ての生物は海からやってきて陸上で適応できるように進化してきました。

エラ呼吸から肺呼吸になり、四足歩行ができ胎生できる体を手に入れたのが哺乳類です。

しかし、クジラの祖先は当時は弱小でした。

海に再び戻った理由はテチス海がなくなったこともありますが、天敵がいなかったことから海で生活することを選んだと言われています。

弱肉強食の世界で弱い生物は淘汰されてもおかしくないですが、それでも生き残るために場所を変えて姿を変えて強大になることは生物界でよくある話ですがクジラも例外ではありません。

海に戻った生物がまたえら呼吸になるか言うと進化の可逆説から一度進化したものは元に戻りません。

クジラが海洋生物でありながら肺呼吸で生活しているのがなるほどと思います。

クジラの進化の旅 今の姿になるまでに


海に進出したクジラの祖先があちこちに散らばったと言われてますが、2011年にペルーの南岸に大西洋までたどり着いたとされる4本足のクジラの化石が見つかっています。

太平洋まで行き着いたことから「ペレゲセタス・パシフィカス」と名前を付けられました。

尾の形はビーバーやカワウソにそっくりで泳ぎに役立っていたそうです。

ペルーで発見された化石は約4200万年前のものですが、インド、パキスタンから海に出てから長い年月をかけてかけて体も4メートルほどに大きくなり海で順応するまでに進化していったと言われています。

アフリカ大陸と南米は距離は現在よりも短く強い潮流に乗って大西洋を横断して、北米へて北上していったと推測されます。

そしてプロケタス科のジョージアケタスに行き着くわけですが、現在のクジラのようにまだ尾ビレはありませんでした。

代わりに後ろ足で上下に動かして泳いでいました。

これが今のクジラの泳ぎ方につながったのではと言われています。

今まではクジラの祖先がどの時期に尾ビレを持ったか解明できなかったですが、およそ4000万年前に北米でジョージアケタスの化石の発見により明らかになりました。

やがて後ろ足が退化してクジラに尾ビレを持つプロケタスに進化しました。

やがて3900万年前にパシロザウルス科が出現します。

パシロザウルス科は後ろ足の名残があったもののやがてなくなっていったようです。

パシロザウルス科に属するパシロザウルスとドリドンは近縁種で同時期に化石が確認されています。

パシロザウルスは蛇のように長い体を持つゆえに爬虫類と間違えられていたことがありました。

それで恐竜っぽい名前が付けられたようです。

浅い海に住んでいたためにそれほど遠くまで泳ぐ能力はなかったとされています。

パシロザウルスは残念ながら次の進化を遂げることなく絶滅してしまったようです。

一方ドリドンはイルカのような外見を持ち、ギザギザの歯で魚やイカを食べていました。

これが現在のハクジラ類やヒゲクジラ類につながるといううわけです。

まとめ


現在のクジラは85種類ほど確認されています。

今や世界中の海を闊歩しています。

彼らの先祖がかつて陸上で暮らしていた4本足の動物でそれが気の遠くなるような年月の間に進化を繰り返して最終的に魚の姿になったんですね!

これでクジラが哺乳類である理由にガッテンです!




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ペルー人夫と息子の3人暮らし。英語&スペイン語のトリリンガル!約1000人以上の外国人とオンラインで交流したり観光ガイドをしている経験から外国人が日本人に抱くイメージを知り尽くしています。外国人女性の友人も多いです。外国人パートナーに関する内容をブログとツイッターで発信中♪ツイートDMで無料お悩み相談も受付中!