今日は私が大学時代に東京で出会ったハーンちゃんについてお話しようと思います。
ハーンちゃんは、エリートベトナム人留学生!!
難しい試験に合格して日本のベトナム支援団体の寄付金で日本に留学に来ていました。
ボランティア団体の名前を忘れてしまいましたが、とても、ベトナム支援に熱心な団体でした。
私が、彼女が生活する寮に遊びに行った時のお話です。
日本人女性たちは誰も彼女には話しかけないし、見もしない、挨拶もしない。
「日本では友達が作れない」
と漏らしたハーンちゃんの言葉が忘れられない。
当時私は、大学で異文化交流会のようなサークルに所属しており、外国人との交流会を心底楽しんでいました。
色んな国の人とホームパーティーをしたり、英語を教えてもらう代わりに日本語を教えたり、直接外国の話を聞いたり、とても国際交流を楽しんでいました。
ですが・・・ハーンちゃんの寮の日本人はまるで彼女が透明人間でもあるかの如く、通り過ぎるだけ・・私は、いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。
でも。ハーンちゃんの芯の強さは半端ありませんでした。
留学させてもらった恩を忘れることなく、一生懸命勉強していました。
旅行会社で働くのが夢なので、彼女はツーリスト養成専門学校に通っていました。
いろいろ、日本のツーリストについて吸収しつくしてベトナムへ帰ったことと思います。
彼女は遊びに行くことにはあまり興味がなかったので、日本語の勉強やら資格を取ることに懸命だったので、お互い忙しく途中から疎遠になってしまいました。
でも私は、ハーンちゃんはベトナムでしっかりビジネスをたちあげビッグな女性になっていると信じています。


東京の大都会をハーンちゃんと手をつないで歩いた思い出を今でも大切に覚えています。
今から~十年前のお話。
当時20歳で同級生だった私が47歳だからハーンちゃんも47歳!うん・・・わかりやすい計算だ・・
東京から地元に引っ越すときハーンちゃんのベトナムの住所が紛失してしまい、もう会うすべががありません。
でも彼女の真面目な生き方はとても好感が持て、今でも私の記憶の中に刻まれています。
ベトナム人の気質も、今と昔では随分変わりました。
今どきの人の方が拝金主義の傾向が強いような気がします。
どこの国も同じですね。でも、今の方が、もっと自由で楽しいのも事実です。
ネット環境のおかげで仕事も多様化してきています。
これからも変わりゆくベトナムを日本から見つめていこうと思います。
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