みなさんこんにちは。
青年海外協力隊でグアテマラでボランテイア活動をしていた、ともちんです。
グァテマラ編担当で、沢山の中南米グアテマラの記事を書いています。
今回は私が沢山海外旅行をしてきた中で印象に残っている話を書いていこうと思います。
グァテマラやペルーの恋愛事情に思いを馳せていたら、20年近く前に訪れたエジプトのことを思い出しました。
その時は、まだシナイ半島の情勢も穏やかで、イスラム国の脅威もなくH.I.Sなどで格安ツアーを使ってなかなか豪勢なエジプトツアーに参加しました。
まだ大学生の頃の話です。
仲のいい友人とふたりで参加したそのツアーは、私たちとあと1組大学生の女の子が散開しており、あとはリタイア後のご夫婦ばかりでした。
みなさん旅慣れている感じでしたが、私たちは1、2カ国ほどしか経験したことがなく、初めてのアラブ圏に期待と不安を膨らませていました。
(その時参考にした本がこちら→「エジプトが好きだから」)
さて、色々と思い出はあるのですが、
このエジプトの地で、私はしつこい売り子やグイグイくる男性の洗礼を受けたと言ってもいいでしょう。
まさに「NOと言えない日本人女性」だったのです。
濃い顔好きも手伝って、イケメン(に見える)売り子のお兄さんに勧められては、猫の置物(結構重い)を買ってしまったり、
バザールで、「バザールでござーる」と片言の日本語で話しかけられれば、つい笑顔で返してしまったりしました。
そして、やたら男性の距離が近いことに気づきます。
近いと言うか、チョンっと肩など触られて、逃げられたりしました。
まるでゲームのようです。
?????
と思っていると、日本語が流暢なエジプト人ガイドが教えてくれました。
「ムスリム男性は結婚してからでないと異性(ムスリム女性)に触れない。
昔は10代後半で結婚していたのが、今は20代後半に結婚する人が多いので…」
とのことでした。
察して余りある事情です。
よ、欲求不満…?
平たく言ってしまえばそう言うことなのでしょう。
それを聞いてから、相手の本気度を理解し、油断していた自分を反省しました。
気安く触られるもんか!バザールでは無視を決め込むことにしました。
しかし、町ではともかく、ツアーに組み込まれているホテルに行くと、結構若そうなボーイさんが話しかけてくるのです。
なんでも、日本人の細い目なんかがオリエンタルな感じでいいようです。
私の目なんて、とってもオリエンタルだったのでしょう。
なんと、部屋にまで電話がかかってきました!!!!
14、15歳くらいの子どもに見えたのですが、実際は何歳だったのだろう。
多分結構年下…に見えるのですが、日本人は童顔に見られるようで、向こうがこちらをいくつだと思っているのかわかりません。
その子はツアーに参加している酔っ払った日本人に絡まれたりして、なんかかわいそうだったし、一生懸命働いていたので、多分いい子だったのだと思います。
年上ならともかく、子ども(に見える)に、ど、どうやってはっきりNOと言ったらいいのだろう…。
初めてのグイグイにうろたえるばかりです。
しかし、事態は意識せぬところで自然と解決しました。
朝食の時、私はコンタクトレンズではなく眼鏡をかけていったのです。
エジプトではあまり眼鏡は人気がないのか、必要ないのか、かけている人は少なかったのですが、
その男の子は眼鏡姿の私を見て、ショックを受けたような顔で、
「NO, NO」
「眼鏡はやめたほうがいいよ」的なことを英語で言って、そのあと何もちょっかいと出してこなくなりました。
嬉しいような嬉しくないような…。
エジプトでは眼鏡でしたが、グァテマラではマスクが珍しかったようです。
あと、ヨーロッパから見たらカラコンやアイプチが人気のない国もあるようですよ(日本人がヨーロッパ人に憧れてしているようなことは、いわばヨーロッパ人がオリエンタルに憧れてあえて目を一重にしてるとかそんな感じなのでしょうか)。
やんわりと距離を置きたいときは、これらのアイテムをあえてしてみるのも手かもしれません…。
私は無意識でしたが笑。
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