みなさんこんにちは、ともちんです。
みなさん、「しつけ」とはなんだと思いますか?
お行儀良く、人に合わせられる子のことだと思っていませんか?
私は、表面的にはそういうことはあるかもしれないけれど、本質的には違うと思っています。
人によって答えは様々だと思いますが、私は、どんな子がしつけがなっているかというと、
「人に感謝できる子」
だと思います。
お店の人にありがとう、近所の人にありがとう、家族にありがとう、友だちにありがとうが言える、示せる。
そうすると、人の失敗もピリピリせずに許せる。
許し合うことを学ぶと、自分の失敗もきちんと謝ることができる。
少し話は剃れますが、よく、子どもに「ごめんなさい」を言わせようとする方がいますが、「ごめんなさい」が言えない子の心理ってどんな感じだと思いますか?
ひとつは、「自分は悪いと思っていない、納得できていない」
もうひとつは、「悪いことをした自覚が強すぎるゆえ、謝っても許してもらえないかもしれない、してしまったことを認めるのが怖くて謝れない」
そんなことが考えられます(もちろんケースバイケースです)。
後者の場合、そんなにしつこく諭さないであげて欲しいのです(前者の場合も本人の気持ちを十分に聞いて、その上でこちらの思いを伝えたら良いと思います)。
相手の子が納得できるようなセリフは大人が言ってあげて、やってしまった当の本人には少しクールダウンの時間を与えてあげて欲しいのです。
多分、「やってしまった」という自覚が強い子には責めるのではなく、むしろ許される経験、許してあげる経験を増やしてくあげたほうがいいと思います。そうすると「やってしまった!」という時も少し落ち着いて対処できるようになると思います。
少し話が逸れました。本題に戻ります。
そして、どんな子が人に感謝ができる子かというと
「自分が感謝された経験がたくさんある子」
だと思います。
「生まれて来てくれてありがとう」
「お手伝いしてくれてありがとう」
そんな言葉をかけられた子は、人に感謝できる子に育つと思います。
また、
「周りの大人が感謝している」
ことも重要だと思います。
私の祖母は華道と茶道の先生で、とても上品な人でしたが、
「一番のマナーは感謝すること」
そして晩年に、
「感謝するのは、自分がいかに与えられているか再確認することだから自分の幸せになる」
と言っていました。
マナーやしつけは、
「自分は〇〇よりもマナーがある」「△△はしつけななっていない」などど、誰かのマウントを取るものでは決してないのですよね。
そこに心がなければ、意味のないものになります。
一般的なマナーやしつけも感謝の心映えとなるものなのでもちろん大事ですが、そこにとらわれるとかえって中身を見逃してしまうので、私も自戒の意味を込めてこの記事を書きました。
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