
(2018年知事賞 北村春一 「西王母の祝福」)
みなさん、こんにちは。
青森ねぶた祭りが近づいてきており、居ても立っても居られずねぶた祭りについて書いております笑。
前回は基本的なアクセス方法について書きました。
今回は、いよいよ本題です。
ねぶた祭りの楽しみ方について書いてみたいと思います。
目次
〜ねぶたに必要な要素〜
ねぶた祭りを形作る要素は三つあります。
〜山車〜
まず一つ目は山車。ねぶた祭りの迫力や美しさは、この山車が担っています。もちろんどの要素も欠かせないのですが、ねぶた祭りといえばこの山車が思い浮かびます。
こちらは、「ねぶた師」と呼ばれる人たちが、企業のスポンサーなどに支援されながら半年以上かけて作り上げます。
ただ、子どもねぶたや「私たちのねぶた」「自衛隊ねぶた」などは、皆で作り上げるねぶたになっています。
祭り開催中ずっと審査が行われ、8月5日の最終審査で賞を取るねぶたが決まります。最高賞である「ねぶた大賞」はねぶた師の目標であり、悲願でもあります。発表の瞬間はベテランも新人も一年間の集大成の結果が出る悲喜交々の瞬間となります。
〜囃子〜
二つ目はお囃子です。
ねぶた祭りには毎年23団体ほどが参加するのですが、各団体専属のお囃子隊がついています。こちらは6月くらいから練習を始め、祭りに間に合わせます。小学生くらいになると参加する子どもも多く、私も小学五年生と六年生の時に家族で参加しました。
毎週の練習に通って、本番も大人たちに守られながら2時間の運行を六日間。
なかなか濃い体験だったと思います。
長年家族ぐるみでお囃子に参加している人も多く、親戚のような感覚かもしれません。
山車同様こちらも審査があります。賞を取る団体は大体決まっているのですが、どの団体も受賞を目指して練習して臨んでいます。小学生もお兄ちゃんもお姉ちゃんもパパもママも関係なく、半纏に身を包んで真剣に演奏する様はとてもかっこいいです。
ちなみに、パートは太鼓、鐘、笛があるのですが、一通り演奏できる人も多いです。
私は笛でした。小さい子は鐘を鳴らして参加することが多いですが、実は鐘が一番奥が深いという人もいます。
〜跳人〜
ハネトと読みます。
これは、当日でも衣装さえ揃っていれば誰でも参加することができます。
お子さんがいる方は子どもねぶたが参加しやすいかもしれません。しかし、普通の大型ねぶたでも子連れの方、ベビーカーを押している方も結構おられます。
また、体が不自由な方やでも参加しやすいようにケア付きねぶたというものもあります。
何より、祭り自体が誰でも参加できる祭りとして誇りを持って運行しています。
また、跳人は皆衣装の浴衣に鈴をたくさん付けるのですが、この鈴は跳ねているうちに取れてしまいます。その鈴が沿道に転がってきたのを観客席の子どもが駆け寄って拾ったり、跳人がサービスで投げてくれたりして楽しんだりもします。
私も子どもの頃拾っていました。銀の鈴だけではなくて、紫や青などの鮮やかな鈴を拾うと嬉しかったものです。
〜跳人にはどうやってなるの?〜
跳人になるには衣装が揃っていないといけません。
駅の近くで販売もしていますし、着付けのサービス付きのレンタルもあります。
私でしたら、断然レンタルとお勧めします。
と、いうのも、洗濯が大変なのです笑。
衣装はなかなか点数が多く、浴衣、おこし、しごき、たすき、足袋、その全てが汗まみれになります笑。
乾かした後も畳むのが大変です。
毎年参加されるのでなければ、レンタルでいいんじゃないかな〜と思いますね。
そして、衣装を身にまとったら、あとは好きな団体に入っていけばいいだけです。
予約などは特に要りません。入りやすいところに入ったらいいのです。
23団体ほど出るので、その団体のその日の雰囲気みたいなものもあります。たまたまそこに居合わせた団体が入りやすそうであればスッと入ったらいいのです。
運行表はどこででももらえると思います。子どもねぶたは祭りの前半に多いので、お子さん連れの方は8月2日、3日に参加されてもいいかもしれません。
反対に、8月5日は最終審査日で、跳人の審査もあるので皆気合が入っています。2時間ほどの運行ですが、私の地元の友人などは普段運動しないくせにねぶたの時期は全力で跳ねるため、最終日にはいつも足を引きずっています…笑。もちろん2時間ずっと跳ねる必要はなく、歩いている人も結構います。
一応公式ページには、ねぶたの運行10分前(19:00)には集合場所に集まるように書いていますね。でも私は途中参加したことしかありません笑。ただ、確かに初めての方は集合場所での説明などを聞いてから参加される方がいいかもしれません。
観客として見るだけでも充分なのに、跳人として参加したら、もう青森ねぶたマスターです。
跳ね方は簡単ですが、近年、「ミスターハネト部門」なるものができて、注目を集めています。ミスターハネトほどの跳躍力で跳ねるとなると、なかなか難しいですね。
とにかく楽しめればいいのです!!!!
www.youtube.com
また長くなりました。
まだ続きます笑。
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