みなさんこんにちは。
私は中米のグァテマラという国に2年近く暮らしていました。
そこで体験したこと、感じたこと、これからに生かしていきたいことを独自の視点でみなさまに紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
目次
〜グァテマラってどんな国?〜
グァテマラと聞いて皆さんどんなことを思い浮かべるでしょうか?
マヤ文明の国…民族衣装が美しい国…コーヒーが美味しい国。
火山の噴火のニュースを耳にすることもありますね。
グアテマラは狭い国土(日本の三分の一ほど)を山岳地帯、海岸地帯、平原地帯に分けられ、それぞれに特色のある風景を見ることができます。人口は1,691万人(2017年)で、人口の40パーセントがマヤ系先住民です。
公用語はスペイン語ですが、23の部族語が残り、衣装も部族によって異なります。
海岸方面に行くと、マヤ系とは全く異なったガリフナと呼ばれる人たちの文化にも触れることができます。
ちなみに私は北部の平原地帯(暑い)にある村で暮らし、用事があればアンティグアや首都などを訪れ(常春)、旅行でリビングストンなどの海岸地帯(暑い)に行って髪の毛を三つ編みドレッドにしてもらったりして、それぞれの文化を体験させてもらいました。
実はグァテマラは、知られざる多彩な魅力が詰まった国なのです。
その魅力を少しずつですが、皆様と共有できたらなと思います。
〜南部山岳高原地帯:アンティグア〜
マヤ系の民族衣装、コーヒー、火山といったものが見られるのは、南部の山岳地帯の方です。
観光地で有名な古都アンティグアからは、日常的に噴煙を吐き出している火山を見ることができます。
映画「火の国のマリア(2015年)」の舞台もこの辺りですね。この映画はベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。各国の映画祭の受賞し、中央アメリカで製作されて映画の中で一番受賞数が多い映画です。
登場する人たちも、本当にグァテマラで出会った人たちそのままな感じで、観ていると懐かしくて胸が苦しいです(笑)。
アンティグアは、日本で言うと京都みたいなところで、昔、都が置かれていた綺麗で趣深い街です。1979年世界遺産に登録されました。
1543年から200年以上の間、アンティグアの地にスペイン植民地グァテマラ総督府が置かれますが、二度の大きな地震の被害で街は壊滅し、遷都を余儀なくされます。
アンティグアの街を歩いていると、コロニアル時代の建物が多く残っています。中には、地震で崩壊したままになっているものもあり、当時の面影を垣間見ることができます。
観光客や語学留学生も多く、ホームステイ先も斡旋してくれるような語学学校が数多くあります。
私もアンティグアの語学学校に一ヶ月ほど通いました。
ホームスティ先はとっても料理上手のお母さんで、幸運だったと思います。
カナダ人の留学生ふたり、母親がキューバ人という旅行者の女の子がひとり、同じ家でホームスティをしていました。
私は、先生も控えめでシャイな良い先生で、友達になったアメリカやカナダの留学生の子たちとも楽しい話ができました。
ちなみに女優の片桐はいりさんの弟さんも、だいぶ前からアンティグアで語学学校をされています。
私の母がグァテマラに遊びにきた時に、片桐さんの語学学校にお世話になりました。母は、一週間ほど通ってから、語学学校とホームスティを変えていました。どこが悪いとかではなく、本当に相性があるので、もし合わなかったら、要望を述べるか転校することを躊躇する必要はないと思います。
アンティグアはおしゃれなカフェも多く、街並みが大変美しく、3月のセマナサンタと呼ばれる大きな祭りの時にはとても賑わうので、素敵な思い出が多いです。
ちょっと住宅街に行ったら、蛍が集う大木を見つけ感動したことがあります。
メルカドと呼ばれる市場も、お腹を壊すことなく、好んでフライドチキンを買いに行ったり、安すぎて美味しすぎるマンゴーを買いに行ったりしていました。
治安も、首都よりは断然いいと思います。
しかし、スリなどは日常的にありますし、お店も鉄格子で仕切っていたりと物々しく、やはり日本とは違うということは意識して過ごした方が良いでしょう。
〜コーヒーの大産地〜
コーヒーの産地は、この南部の山岳高原地帯に集中しています。
先述のアンティグアも有名なコーヒーの産地のひとつであり、日本でもその銘柄を目にすることが多くなってきました。
他にもウエウエテナンゴやコバン、アティトラン、などなど、8つほどの有名なエリアがあります。
実はグァテマラ国内でこれらの豆が消費されることは少ないんですね。
発展途上国あるあるですが、ほぼ輸出用に栽培されています。それか観光客のお土産用。
私もグァテマラに住んでいる時は、ほぼほぼ、薄くてお砂糖たっぷりのインスタントコーヒーでした笑。
しかし、不思議なもので、これがまた美味しいんです。
グァテマラのパンは、日本で食べるもの比べると水分量が少なくパサパサしているのですが、その甘いコーヒーに浸したりしていただくのが、本当に美味しいんです。
やはり住んでみないとわからない「美味いもん」があります。
話が逸れてしまいました。
次回はマヤの話をしてみたいと思います。
読んでくださってありがとうございました。
分かりやすくて益々グァテマラという国に興味が湧いてきました。とても参考になりました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます☆そう言っていただいてとても嬉しいです。またブログに遊びに来てくださいね^^