長寿のシンボルや縁起のいい動物として知られるカメですが、その中でも夏の風物詩としてもイメージしやすいのがウミガメではないでしょうか?
私もハワイはオアフ島の海中でウミガメを見たこともありますが、とても優しい表情をしていて、人馴れしているのか、ウミガメたちと一緒に泳いだのを覚えています。
ディズニー映画のファインディングニモではとても陽気でのんびりとしたキャラクターのウミガメも登場しますね。
今回はそんなウミガメについて見ていきましょう。
ウミガメがサーファーたちから愛されている理由

私が初めてウミガメを見たハワイでは、ウミガメのことを”Honu”(ホヌ)といって、ハワイを含むポリネシア文化ではとても神聖な生き物とされているようです。
ウミガメは神様からの使い・幸運を運んでくれる「海の守り神」などとして大切にされているんです。
昔、海辺で遊ぶ子供たちをサメが襲う事件がたくさんあったそうですが、神の使いとされているホヌ(ウミガメ)は、子供の姿に変身し、自ら身代わりになることで、子供達を救ったという言い伝えまで残っているんですね。
ウミガメってやさしさに溢れてますね。みんなから愛されている理由がよくわかります。
またウミガメはサーファーをサメから守ったという伝説もあり、海での危険や災いから身を守ってくれる守り神として今でもサーファーたちから愛されているのです。
長寿のシンボル?
出典:映画.com フ
出典:映画.com ファインデイングニモ
ウミガメは1億年前から、この地球に生息しているという歴史ある生物です。
中には約2億3千万年前のものとされる化石もあるのだとか。
現在地球上に生息するウミガメは7種とされ、オーストラリアの先住民アボリジニを始めとして、アジア・太平洋地域の人々、さらにアフリカ沿岸地域、中南米からヨーロッパまで、様々な国の歴史や文化を通し人々から崇拝されてきました。
カメの甲羅の上に世界が創られたとする神話もあるほどです。
産卵期には一度に120個以上の卵を産むため、子孫繁栄や強さ、邪悪から人間を守ってくれる存在として、ウミガメは人々から崇められてきました。
カメは長寿のシンボルとしても知られています。
それは主にカメの中でも一番の長寿とされているのがガラパゴスゾウガメだからです。
最大甲長135cmのガラパゴスゾウガメは推定寿命が野生の状態で100歳以上。
ウミガメ類に関していえば、成熟した後もかなり長く生きるとされ、推定でもその寿命はアオウミガメ、アカウミガメで70~80年ほどだそう。
同じく長寿で知られるゾウ(平均寿命50〜80年)と比べても劣らない寿命の長さです。
いつも海の中を涼しげに泳ぐウミガメですが、いろいろな言い伝えがあり、世界各地で人びとから崇め、愛されているのですね。
まとめ
ウミガメが優雅に大海を泳ぐ姿は、見ていてココロが癒されます。
海外のリゾート地では、ウミガメと泳ぐツアーが大人気ですね。
そして、沢山の人がウミガメに魅了されています。
私もその中の一人です。
世界には、沢山の魅力あふれる生物が存在します。
そのような生物の事をもっともっと知りたいし、興味は尽きません。
また次の記事を楽しみにしていてくださいね!
♥一緒に動物博士になりましょ♥
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