みなさんこんにちは、ともちんです。
今日は私が最近発見してしまった若きピアニスト「まらしぃ 」さんについて書いてみたいと思います。
私はこれまで歌詞のない音楽にここまで聴き惚れるということがなかったのですが、まらしぃ さんの演奏をYouTubeで偶然聴いて、心を奪われてしまいました。
色々調べてみると、実はトヨタのAQUAのCMのピアノを演奏されていた方だったのですね!
あのCMは、良いなあ洗練されているなあと思っていたのですが、もっと大御所のピアニストの方がされていると思い込んでいました。
実はまらしぃさん、音大を出ているわけでもなく、好きなゲーマーの方と友達になりたくて始めた動画投稿がきっかけでピアニストになった方なんです!!(ちなみに「まらしぃ」の由来はポケモンのマグマラシに由来するとのこと)
まさに次世代のピアニストといったまらしぃさん。
その魅力についてたっぷり述べてみたいと思います。
目次
まらしぃさんの経歴
1990年3月10日愛知県名古屋市生まれ、在住。ピアニスト、作曲家。
2008年から名古屋自宅よりピアノ演奏動画、ライブストリーミングを発信、動画サイト総再生数5億回、YouTubeチャンネル登録者数120万人。ピアノ1台で多くの人の心を虜にするピアニスト。
TOYOTA「アクア」CMでも話題になった「千本桜」演奏動画は1,900万再生を超える。アニメ、ゲーム、ボーカロイド、J-pop、そしてオリジナル…従来のジャンルに囚われない選曲、まらしぃ自身楽しんでピアノを弾くスタイルに日本のみならず世界のピアノファンが共感、支持する新世代ピアニスト。(引用元:まらしぃオフィシャルサイトhttp://www.subcul-rise.jp/marasy/)
公式サイトのプロフィールにはこうあります。
関係ないけど、私の娘と同じ誕生日ですね(笑)。そしてまらしぃさん自身もたくさん楽曲をカバーしている米津玄師さんとも同じ3月10日生まれです。米津さんとは一歳違いですね。
自身もボカロPであり、ボカロの楽曲を数多くカバーしており、ゲーム好きであり、ゲームに使われている楽曲をリスペクトしており…ニコニコ動画やYouTubeで楽しみながら動画投稿しているうちに有名になっていた…。
そんな経歴は、まさに次世代といった感じです。米津さんも元々ボカロPですからね。
数多くの楽曲を演奏されているまらしぃさんですが、有名なものでは、先述のトヨタAQUAのCMのBGM演奏、ソフトバンクでんきウェブCMのBGM作曲・演奏、Perfume「チョコレイトディスコ」演奏や、嵐の二宮くんから依頼されて「メリークリスマス」という曲のピアノ演奏を担当するなど、ネット界に留まらない活躍をされています。
また、既に12枚のアルバムを出しており、オリジナル楽曲も多数あるまらしぃさんですが、これがまた、音大を出ているわけでも、ずっとピアノ一筋で来た方というわけでもないんですよねえ。
好きなゲーマーと友達になりたい!その一心で始めた動画投稿がきっかけ
まらしぃさんは、ゲーム「ぷよぷよ」がもっと上手くなりたくて、動画で勉強していたそうです。
その中で、ネット上の強いゲーマーの人が、「東方Project」というシューティングゲームを好きだということを知って動画を見たら、そのゲームの曲のかっこよさに衝撃を受けたそうです。
小さい頃からピアノを習っていたものの、中学2年生〜大学1年生の間はピアノから遠ざかっていたまらしぃさん。
その強いゲーマーの方が見つけてくれるかもという期待を持って、東方Projectの曲をピアノで弾いて動画にupするという活動を始めたのがすべての始まりだったようです。
それがこちら。
動画撮影は妹さんだったということで、手ブレからくる まらしぃさんの顔のチラ見せにコメント欄が沸いております笑。
お礼に妹さんにカルピスをおごってあげたというエピソードはファンにとっては有名。また、まらしぃさんの象徴的なマスコットであるピンクの猿は、妹さんが運動会の景品でもらってきたものだということで、きょうだい仲の良い様子が伝わってきます。
さて、この初回の動画は「伝説のはじまり」とされ、「原点にして頂点」「神」「すまらしぃ」etc. 賞賛のコメントが相次ぎ、11年経った2019年も訪問者が後を絶ちません(私もその一人…)。
この時まらしぃさんは19歳くらいでしょうか。
ピアノを習っていたとはいえ4年ほどのブランクを考えると、凄まじい実力ですね。
しかし、まらしぃさんの凄さはどこにあるのでしょうか。
完全耳コピを支える絶対音感と記憶力。どんな曲でもエモくなるアレンジ力。そして超絶技巧の表現力。
ちょっとここで動画を載せておきますね。
まらしぃさんは、完全耳コピができる方なんです。
初回の動画投稿でも、コメント欄に「すみません、耳コピなんです」と書いていますが、それにしても、こんな長い曲を耳コピできるってすごくないですか?
まらしぃさんにすると、耳コピして、自分でアレンジして、弾いて…というだけの作業なのかもしれませんが…。
もう一度言います。
すごくないですか?笑
ちなみに私はまふまふさんの「歌ってみた」でこの曲をよく聴いていたのですが、まらしぃさんのピアノアレンジになるとまた全く違う雰囲気になっていて驚きました。
まふまふさんの拝啓ドッペルゲンガーも、曲の持つアイロニーな部分がよく表現されていて好きですが、まらしぃさんのピアノアレンジにかかると、まるで映画のオープニングやエンディングに使われていてもおかしくない荘厳ささえも感じられてしまいます。
他の曲でもすべてそうなんですが、まらしぃさんのピアノはすべて、エモいんです。
どうしてでしょうか?わかりません笑
わからないけど、胸をグッと掴まれてしまうのです。
素人ながらに考えてみたのですが、まらしぃさんの技術実力が凄すぎるが故に、ピアノがまるで体の一部のように自由自在に感情を奏でられるということでしょうか。もちろんまらしぃさんの感受性自体が素晴らしいのだと思いますが。
とにかく、音の強弱やテンポのバランス、アレンジの展開等が、すべて自由で完璧なような気がします。
私のオススメ★すまらしぃ動画5選
第5位 登録者数100万人記念メドレー
まらしぃさんの持ち曲の傾向がわかる動画です。そして、ところどころ遊び心を入れ込んであり、まらしぃさんの大物さも伝わってきます。いいとこ取りのおいしい動画です。
第4位 「ナイト・オブ・ナイツ」
まらしぃさん自身が、「いろいろまぜすぎてよくわからなくなりました」とコメントしていますが、ほんと、笑ってしまうくらい超絶技巧です。
さるしぃことピンクの猿が落ちないかとコメント欄がざわついているところもまた見どころです笑
もう、言葉がないですね。曲に聴き入りたい方は画面を見ないほうが良いです笑。
第3位 「拝啓ドッペルゲンガー」
これは、まらしぃさんのピアノを初めて聴いた曲だからか、とても印象的な動画です。
まふまふさんのカバーとは全く違うことに驚き、変調?っていうんですか、途中のキーが低くなるあたりの格好良さにも惹きこまれ、そしてまた歌詞のある曲が歌詞なしでここまで聴かせられるのかとそのアレンジ力に感嘆した曲でもあります。
第2位 「千本桜」
もう、まらしぃさんと言えばこの曲でしょう。
もう、AQUAのCMの美しい情景が目に浮かんで、聴いているだけで日本の良さを感じて涙が出そうです笑。
今回調べてみて初めてわかったのですが、この曲もボカロPの方が作った曲なのですね。黒ねこPという方が作られたそうです。そしてこの曲ももともとは歌詞付きの曲です。
CMを初めて見た時は勝手に、日本に昔からある伝統的な曲で、大御所のピアニストさんが弾いていると思っていました。
後半の激しさの後に、また厳かにゆっくり曲がはじまり、一段キーが高くなるのですが、そのあたりの表現力が本当に美しくて素晴らしいです。
第1位「運命」
千本桜が1位でも良かったのですが、この動画があまりに格好良すぎて、ぜひ多くの人に見て欲しくてこちらを1位にしました。
ベートーヴェンの「運命」。
こんなにポップで、かっこよくなるなんて驚きです。
まらしぃさんの動画は、いつもシンプルなので…笑。それがまらしぃさんのピアノの凄さを浮き彫りにして良いのですが、たまにはこんな、プロの方がかっこよく撮った動画も良いものです。こうなるともうかっこよすぎで何度でも見てしまいますが…。
ちょっと、もう言葉が出ません笑。聴いて、見て、ください。
まとめ
いかがでしたか?
まらしぃさんの絶対音感、アレンジ力、表現力、超絶技巧、堪能していただけたでしょうか?
この秋にはピアノソロ全国ツアーもされるそうですよ。
行きたいけど…。今回は日程が合わなさそうです。次回のチャンスはぜひ行きたい…!
だいぶ前に、金スマか何かで、ピアニストのフジコ・ヘミングさんが「音楽は自然より美しいかもしれない」といったようなことをおっしゃっていたんです。
その時、私はピンときていなかったのですが、確かにフジコ・ヘミングさんの演奏は素晴らしく、胸を打たれました。
ピアノで感動したのはその時以来です。
特に、千本桜などは、ピアノの音色が自然の美しさを際立たせてくれるというか、「自然より美しい」という言葉もなんとなくわかるような気にさせてくれる曲だとも思いました。
そして何より楽しそうに演奏されるのが素敵ですね。
特にピアノを職業にするつもりもなく、純粋にピアノ動画投稿が楽しくて活動をしていたというまらしぃさん。ニコニコ動画やYouTubeがなかったら、まふまふさんやまらしぃさんに出会えなかったかと思うと、この時代に生まれたことを感謝したいです。
これからは、動画の世界からもこういった天才が現れる時代なのかもしれませんね。
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