『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』オススメ度★★★★☆

ひとり親でも子供は健全に育ちます




数多くの育児書を世に残し、40年以上講演会を精力的に行い続け、親のみならず保育者の心の支えともなっている児童精神科の佐々木正美さん。臨床医としての経験や理論と自身の子育ての体験をもとに書かれている本書は、優しくも鋭い。すべての大人に読んで欲しい一冊。

佐々木正美 – Wikipedia

こんにちは。

今日もこのブログを訪れて下さってありがとうございます。

今日は漫画の紹介ではないのですが、最近読んだこの本がとても良かったのでご紹介します。

まず、星が四つなのには理由があります。

本当は星五つにしたかったのですが、

「ひょっとしたら子育て中の親、もしくは保育や教育の仕事をしていない方にはあまり響かないかしら?」と思い、四つにしました。

しかし、人生で一度は佐々木先生の本を手に取ってみていただきたいです。

私は佐々木先生の本を保育士をしていた義母から紹介されました。

『子どもへのまなざし』という本でした。

分厚い本なのですが、すらすらと読めました。

三部に分かれており、「一般的な子育て」「子育てについての質問集」「発達障害の子どもへの対応」とざっくり分けられます。

三部読めば佐々木イズムはなんとなく理解できるかと思いきや…

シングルの子育てに特化した内容は今回ご紹介するこの本だけです。

「シングル」と聞くと、私なんかは子育てには不利なイメージを持ってしまいます。

なぜなら、「共感」するパートナーがいないことは、孤立した状態を作り出してしまうのではないかと想像されるからです。

一方で、シングルの家庭に育った子が自暴自棄になったりだとか、犯罪に走ったりだとか、そんなこともありません(犯罪者はいるのでしょうが、それは両親が揃っていても犯罪者は生まれるのであまり関係がない気がします)。

個人的に、昨年ジャニーズの関連会社の社長に就任したタッキーこと滝沢秀明氏を私は尊敬しているのですが、引退間際に初めて生い立ちについて番組で取り上げていましたね。

皆さん知らなかったと思いますが、なかなかに壮絶な子ども時代でした。

実のお父さんとはずっと会えていないと話されていました。

どうやら、シングルとか、貧乏とか、そんな理由では子どもはグレないんじゃないかなと思い始めました。

きっと他のファクターによって子どもの心は育つのではないかと。

その疑問に答えてくれたのが今回の書籍です。

簡単にですが、私なりに内容をまとめてみました。

※ちなみになぜタッキーを尊敬しているのかというと、某テレビ局の「クレイジージャーニー」という番組で火山探検家としての滝沢氏を見たからです。優しいし真面目だし、本気で遊ぶ「かっこいい大人」な姿に驚きました。ごめんなさい、話が逸れました。

 目次

〜たっぷり甘えさせてあげてください〜

これは、佐々木先生のどの書籍にも共通していることなのですが、子どもをダメにするのは本人の意思を無視して色々と口を出す「過干渉」です。先生は、本人の希望や意見を(もし実現が無理だったとしても)聞いてあげる「過保護」はむしろ推奨されています。

反社会的な行為を繰り返す人は)自分が他者にきちんと受け入れられていないため、自身の存在に自信を持てず、他者を受け入れられることができなくなっているからなのです。(p.14)

とあります。

まずは「あなたを無条件で受け入れているよ」という母性的な愛情を伝えてから、次にいわゆる「社会性」を教える父性の力。この順序が大切であって、これは母だから母性とか父だから父性という訳ではなく、ひとりの人間の中に存在しているものだそうです。

これは、子育てだけではなく、チームや、会社などでも心がけておきたいことだと思います。

人は「受け入れられている」という安心感がないと、一時的に馬力を出すことはできても、長期的には本来の力を発揮できないのです。

〜親自身が豊かな人間関係を持とう〜

このことが、この本の一番のポイントだと思いました。

人間関係の重要性はどの書籍でも書かれていますが、アメリカのティンバーロン精神医学研究財団が行った調査結果が紹介されています。

 子どもを育てることにうまくいった家族と、子どもが不健康な状態になってしまった家族を選り分けて、両者の家族の間にどういった違いがあるのか、調べてみた結果(p.49)

健康な家族は、家族外の人との人間関係が豊かであることが判明したのです(p.50)

と、あります。

これは私自身も深く納得するところがあって、確かにこれは両親が揃っている揃っていない関係のないことだなと思います。

私は学生の時沖縄に四年間住んでいたのですが、沖縄は離婚率トップの常連県です。

離婚の理由は様々あるのでしょうが、一つに女系家族の連帯が強いことが挙げられると思います。

沖縄は出生率も高いため、おそらく兄弟姉妹も多いでしょう。そして島ゆえに県外に出る人も多くありません。

たとえ離婚になって女性が実家に戻ってもきょうだい親戚で助け合って暮らしていけるのではないかと思います(個人的な推測です。あしからず)。

そして子どももそのコミュニティの中で色々な人に可愛がってもらいながら、愛情と社会性を身につけていくのではないでしょうか。

夫婦仲が良いことに越したことはありませんが(理由は次回述べます)、親の人間関係の豊かさというのは、子どもが育っていく上での重要なファクターなのだろうと思います。

少し話が長くなってきました。

次回に続きます。




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