この子らを世の光に(1) 

この子らを世の光に




みなさん こんにちは。ともちんです。

保育士の勉強をしている時に、教科書で糸賀一雄先生を知ったのですが、

みなさんは、

「この子らを世の光に」

という言葉をお聴きになったことがありますか?

糸賀一雄先生は知的障害のある子どもなどのための施設近江学園や重症心身障害児施設びわこ学園を設立しました。

日本の障害者福祉を切り開いた第一人者として知られ、「社会福祉の父」と呼ばれている方です。

その糸賀先生が生涯をかけて訴えられていた言葉が、

「この子らを世の光に」

でした。

「この子らに世の光を」ではなく、「この子ら」なのです。

「この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよ磨きをかけて輝かそうというのである」

と語っています。

糸賀先生の生きておられた時代は今よりももっと生きていくことが物理的に困難な時代で、福祉の対する社会の認識も低かったでしょうから、このように支援の側の人間に語りかけていることは意味があるし、多大な功績を残された方だと思います。

ただ、現代は、さらに理解を深めて、障害者のみならず、どの人にとっても自らを輝かせるということは必要なことだと感じています。

仏教には「自灯明の教え」というものがあるそうですが、これは、自らを灯火とせよ、という教えだそうです

ここで、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の名言をひとつご紹介したいと思います。

我々が自らの内にある

光を輝かせるとき、

無意識のうちに

他の人々を輝かせることが出来るのだ。

昨日、自閉症と診断された息子さんがおられるお母さんのお話を聞きました。

お母さんと言っても、仕事上出会った保護者さんではなく、私の友達です。

その方については、とても明るくで前向きな姿しか 知らなかったのですが、お子さんの障害がわかってから落ち込むところまで落ち込み、そこからどうやって今の心境に至ったのかを初めて話してくれました。

細かいところは、プライバシーもあるので割愛させていただきますが、

そのお母さんのたどり着いた結論は、

「私も、私の人生を生きよう」

と思ったのだそうです。

そこに辿り着くまでは、子どもと一緒に死ぬことを考えていたそうです。

しかし、あることがきっかけで、

「今ある命を大切にして」

という言葉が降りてきたそうです。

それは、子どものことでもあるし、母親でもある自分自身の命のことだと感じたそうです。

私が、こんな簡単に文章にしてしまっていますが、その日々はとても一言では表せない紆余曲折の日々だったと思います。

ただ、その中でも、何が彼女にいい影響を与えたかと聞くと、

○明るく、楽しそうな先輩ママ友

○子どもはもちろん親に寄り添って話を聞いてくれる事業所のスタッフ

と言っていました。

良いことはゆっくり進みます。

北風と太陽ではないですけれど、支援する側(本当は支援とか意識せずとも)が、温かく、寄り添うスタンスでただ、そこにいるだけで、支援になるのかなと、私自身も勉強になりました。

結論は、

子どもを輝かそう。いや、その前に親が輝こう。

親を輝かそう。いや、その前に支援者自身が輝こう。

いや、

自分が輝くことが、周りに光を与えることに、気付いた人からまずは輝こう。

です。

お読みいただきありがとうございました。

次回も、ネルソン・マンデラ関連で、今回の続きを書きたいと思います。




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