デビルズライン

デビルズライン




引用元:comic.k-manga.jp

 

みなさんこんにちは。ともちんです。

 

このブログでは私の頭の中をかたち作っている色々な本や番組などを紹介しています。

本や漫画本などの紹介が多いのですが、結構話題の本も読んでおります。

そもそも私は漫画は日本の誇るべき文化だと思っており、作者や編集者やスタッフの方々が汗と血と涙を流しながら出来上がった珠玉の作品を何百円かそこらで購入できることに非常に感動しており、それらの漫画をネイティブで気軽に購入できるという幸運に感謝せずにはいられません。

 

だって、海外に生まれてたら、翻訳されるまで待つか、日本語を自力で勉強しないとその漫画、理解できないんだぜ…(イラストだけでもハイクォリティですが)。

 

日本に住んでたら、週刊誌や月刊誌の発売の日に、すぐ読めるだぜ!しかも安価に!!!

 

てなわけで、私は漫画となればだいぶ財布の紐が緩んでしまいます。

だって、冷静に考えれば、コスパがめちゃくちゃ良い、と思いませんか??

 

そんな私が読んできた漫画や書籍などの中で、特にオススメのものをご紹介していきます。

熱意を持って、感想を書いています!!

「あの本買おうかな、どうしようかな…」と悩んでいる方の背中を押す内容を書きたいなと思っています。

では、早速、今回の本の紹介に移りたいと思います。

 

満を持して、と申しましょうか。

私はまんが王国で購入することが多いのですが、そのレビューを読んでも大人気のこの漫画。

花田 陵「デビルズライン」

 

です。

 

こちらは、作者花田先生の初連載作品というから驚きです。

レビューでもとにかく高評価です。

その魅力を以下に書いてみます。

前半はつかさと安斎の恋愛模様から目が離せない!!

第一話目からこの二人から目が離せませんね。

つかさもか弱そうに見えて実は芯が強く、女子の読者からも好感が持てますが、安斎さんがまたクールだけど純情でキュンときます(笑)。

出会ってすぐに惹かれ合う二人ですが、簡単にくっつくことは許されず、「人」と「吸血欲に支配される鬼」との厳しい現実が立ちはだかります。

 

それでも手探りで、互いを求め合う姿。とても丁寧に描かれている心理描写の卓越さはとても新人の作家さんとは思えません。引き込まれるし、胸がキュンとなります。

 

 

シリアスな設定にハラハラドキドキ

この漫画の一番の魅力はその練りに練られた設定だと思います。

漫画のキーとなる「鬼」という存在は、人の世界の中にひっそりと暮らす吸血鬼のことなのですが、漫画を読み進めていくうちに残虐なのはヒトなのか鬼なのかわからなくなります。

この漫画全体を通して言えるのですが、大衆が持つ「異質」なものに対する恐怖がとても上手に描かれています。

しかし同時に、「異質」とされる者が持つ哀しみや恐怖もとても繊細に描かれている…。

後半にはセクシャルマイノリティーの人もちょこちょこ出てきます。正直、セクシャルマイノリティーがこの漫画のマジョリティなんじゃないか思うほどです(笑)。

誰が味方か敵かわからないようなハラハラドキドキの展開に、見事に感情移入してしまいます。面白いです。

 

シリアスな中にも、心温まるキャラクターたち

ハラハラドキドキの中にも、絶対に信頼できるキャラクターたちが何人か出てきます。

安斎の上司しかり、安斎の母親しかり、そして物語のターニングポイントに現れる李ハンスしかり…。

とはいえ、「この人、敵?」と思っても物語を読んでいくうちに実は重大なメッセージを持っていたり、感情移入してしまうようなエピソードが丁寧に描かれています。

 

物語全体のメッセージだと思うのですが、「悪や敵はいない」という気がすごくしますね。

結構な数の戦闘シーンがありますが、すべてそれぞれの「理由」があるのです。

漫画だから設定が誇張されたものになっているけれど、現実世界でも同じなんだと思いますね。

そういった現実世界を俯瞰してみるという意味でも、素晴らしい漫画です。

 

作者が一番描きたかったものは何か!?

 

この漫画を通して作者が一番伝えたかったことはなんでしょうか。

 

それは、私の個人的な感想ですが、「白黒つけない」「結論づけない」ということだと思います。

 

結果として、鬼と人どちらかに勝敗が上がるような終わり方ではありませんでした。

主要人物たちは無事で、確かにバッドエンドではありませんでしたが、それぞれの判断はそれぞれに任せる…といった終わり方でした。

 

例えば、オニと人のハーフである安斎は、初め自分がつかさに悪影響を与えないようにつかさから離れようとします。しかし、李ハンスが現れたことによってそのような考えが否定されます。なぜなら、李ハンスは吸血欲をうまくコントロールできる術を身につけており、鬼のことを研究している施設(オンロ)のことも明らかになるからです。

オンロは、非人道的な実験も数多く行われてきましたが、安斎の母親がオンロの内部にて地位を上げていくことによって今後はオニも人と共存できるような工夫が数多く存在することが明らかになります。

その内容はかなり詳細で、オニと人の性行為の方法もまるで現実にあるかのようなマニュアルや器具が存在しています。

 

この物語は、異質なものを悪であるとすることは許さないし、また、異質なものがそれを理由に人を愛することを諦めることも許しません。

 

この物語の延長線上に多様性を大包括した理想の世界があるのかな、と思わされます。とても深い漫画です。

 

もったいないけれど…絵のバランスが少し微妙な時があるので★4つ

 

さて、これだけべた褒めしてなぜ星が4つなのかということですが、

 

絵が、ちょっと微妙な時があるんです…。

前半頭身のバランスがおかしかったりするのですが、中盤でグッと画力が上がり、最終巻あたりでまたちょっと線が少なくなっているような気がしたりします。

 

もちろん、それが気にならないほどのストーリー性があり、表情を描くのもとても上手なので大した減点にはならないのですが、やはり少しもったいない気がします!!

 

 

まとめ

大人や若者には是非読んでほしい、超超超オススメの作品!です。

恋愛ものとしても要素もありますが、マイノリティの人たちの恋、マイノリティに対しても恋や友情、また厳しい現実も明らかにしながら、恐怖を抱えて共に生きるために工夫と研究をする粘り強い人間たちの戦いが描かれています!!

 

追記

ところで作者の花田陵先生って、女性だったのですね!てっきり男性だと思っていました。作品の中身を思うと、もはやどちらの性別かわからないような気もしますが…。

でも女性だとすると、道理で、胸キュンな展開がお上手なわけです。




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アラフィフ女子です。お金、旅行、料理、生き方、世界の話、食べ歩き 北欧スタイルのインテリアなど自分の好きなことを発信しています。