「ティカル遺跡」の新拠点!! グァテマラの北部の魅力に迫る〜San José〜

ティカル遺跡 グアテマラ




(イッツァ湖の美しい眺め)

 

皆さんこんにちは。ともちんです。

 

私は日本のボランティアとして、グァテマラ共和国の北部、ペテン県で約2年ほど暮らしていました。

ペテン県といえば、かの有名なティカル遺跡があるところなのですが、鬱蒼としたジャングルが面積を占めていてとにかく広い。

ティカル遺跡の他にもまだ数多くの遺跡が眠っているだろうとされている県です。

 

私が住んでいたところは、ティカル遺跡からは車で2時間ほど。

ティカル観光の拠点となる観光の島、フローレス島からは車で1時間ほどの「San José(サン・ホセ)」という街です。

 

今回は、この思い出深いサンホセ市の魅力をたっぷり述べてみたいと思います。

ペテン県の穴場、サンホセ市に行ってみたくなること請け合いですよ!!

 

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魅力①安定した市政

ここの市役所は、周辺に比べると結構しっかりしていて、私が活動していた10年前で既にたくさん建物が建ち始めていたので、海外からの援助も受けながら上手に市政を行なっているようです。

そこに住む友人の話やfacebookなどを見ていると、現在はさらにホテルが充実して、ウォータースライダーのあるプールなども整備されているようです。

フローレスからさほど近いわけでもないのに、このように発展しているのは珍しいと思います。

 

私は、ここの市役所に配属されて活動していたのですが、想像していたよりも職員の皆さんはとても真面目で、きちんと定時に来て仕事をしていました(笑)。

 

また、中心地から離れた村には(恐らく内戦中に逃れてきた)違う部族の人たちも住んでいて、彼らのお世話もしている様子でした。

 

住んでみて思ったのは、夜の9時でも子どもたちが出歩いていたり、特に大きな事件があるわけでもない治安のいい場所だということです。

地元の人たちのつながりが強いため、その分怪しい動き(子どもと人影のない場所に行くなど)をすれば、自衛のために目をつけられることもあるかもしれませんが、常識的に礼儀正しく接していれば、非常に治安が良く、過ごしやすいところだと思います。

ただ、中心街から離れて暗い夜道を歩いたり、他の村に行こうと単独でジャングル内を行動すると、強盗などの被害に遭うことがあります(私の友人もジャングルの小道で強盗に遭いボコボコにされてしまいました。胸が痛いです)。

また、残念なことにひき逃げも多いです。酔っ払い運転も多いので、車が近づいてきたら十分に気を付けてください。

明るい場所で、なるべく単独行動をせずに、地元の人たちに合わせた常識的な行動をし、冒険をしないこと。それがこの国では身を守るためには「当然」なのです。

 

(サンホセ市の街並み 2007.5.1)

 

魅力②少数部族イッツァ族の誇り

サンホセ市の中心地には、イッツァ族の末裔が数多く住んでいます。

グァテマラには約23の部族があり、それぞれの言語や民族衣装を持っていますが、このイッツァ族は全人口が2000人程度という超少数部族です(グァテマラ共和国の人口は1400万人ほど)。

しかし、歴史におけるその存在感は大きく、メキシコのユカタン半島で栄えた都市チェチェン・イッツァとも関連があり、さらにイッツァ族はスペインの占領から最後まで逃れた誇り高き部族でもあります。

イッツァ族の王国はタヤサルという名でしたが、このタヤサルの王都であるノフペテンのあった場所が今は観光の島になったフローレス島です。

イッツァ語は1996年まで続いた内戦の影響で消滅しかけていましたが、現在はマヤ文化復興運動が行われ、子どもたちも、改めて自分たちの文化について学ぶ機会が増えているようです。

ちなみに、若い人はイッツァ語を単語レベルでしか話せないようでしたが、おじいちゃんおばあちゃんたちは話せるようでした。私の良くしてもらっていた家族の83歳のおばあちゃんも頼んだら話してくれましたよ。

 

魅力③他部族とは一線を画するシンプルな民族衣装

グァテマラの民族衣装といえば、色鮮やかなものを思い浮かべると思いますが、このイッツァ族の衣装はシンプルな白に黒の刺しゅうを施したもの。これはベリーズにある民族衣装ともとてもよく似ているのですが、それもそのはず、イッツァ族はかつて拡張主義的だったとも言われ、ベリーズにまで植民の手を伸ばしていたそうです。

マヤ南部の高地で栄えた部族の民族衣装は、ぎっしりと刺繍が施され、カラフルで、そして高地の気候に関係してか厚手の生地が多いように思いますが、亜熱帯やサバンナの気候に属するペテン地域は、とにかく暑い。よって、記事も薄手で、デザインもシンプルです。そして普段はTシャツにGパンなどの軽装の洋服を着ていました。

ただ、このサンホセ市の面積は広く、高地の部族も移り住んでいるため、高地から来た部族はその部族の民族衣装を着ています。こちらは普段から厚手のスカートに、シャツは亜熱帯気候仕様の薄手のものを着ていました。

日本の10分の1ほどの人口の国に、22もの言語がひしめき合い(公用語のスペイン語を合わせると23)、村によってデザインが異なる民族衣装が存在している状況…。さらに、ガリフナと呼ばれるカリブと黒人の末裔が暮らす地域もあり、まさに部族の坩堝(るつぼ)と言ってもいいでしょう。この非常に興味深い、特異な状況は一度行ってみないとわかりません。

(イッツァ族の民族衣装)

 

魅力④美味しい食べ物

(イッツァ湖名物 ペスカド・ブランコのフライ)

サンホセ市はイッツァ湖のほとりにあると同時に、ジャングルの側に位置しています。よって、美味しい魚も食べられるし、ジャングルの動物も食べることもあります(普段は市場で仕入れた鶏肉や牛肉も食べる)。

中でも、私の一番のオススメは、このペスカド・ブランコと呼ばれる魚のフライ。ペスカドは魚という意味で、ブランコは白という意味ですね。白身の魚ということでしょうか。

とにかく、この料理が美味しいんです。

味付けは塩とレモン(ライム?)だけだと思うのですが、魚の持っている味わいが深い。付け合わせのキュウリとフライドポテトがまた合うんです。ああ、この魚を食べるためだけにまた行く価値があります…。

フローレス島でもこの料理は食べられると思いますが、小型で高価です。

サンホセなどで、地元の人が行くような定食屋さんで頼むのがいいと思います。他の料理より少し高価ですが、それでも有り余る美味しさがあります。

 

さて、料理の話になるとまだまだ話が長くなりそうなので、次回に持ち越したいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。




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